須我神社・環頭太刀「十束剣(とつかのつるぎ)」復元プロジェクト
古事記や出雲神話で有名な八岐大蛇退治で、スサノオノミコトがオロチを退治したときに使用されたと伝えられる「十束剣(とつかのつるぎ)・大蛇之麁正(おろちのあらまさ)」を須我神社・勝部和承(かつべたかつぐ)宮司からご提供頂いた資料を元にして、田中芳幸氏のご依頼にて、復原製作をさせていただきました。
ご依頼が、嚴島神社へ錦包籐巻太刀腰刀を奉納する時期と重なったこと、嚴島神社の隣にまつられている荒胡子神社がきっかけで須我神社に奉納されることになったという話しから、不思議な御縁を感じています。
鞘は、島根県安来市大成古墳第4・5次発掘調査報告書に掲載されていた環頭太刀の拵えを参考にして、嚴島神社の錦包籐巻太刀・腰刀の鞘を製作して頂いた鞘師の田澤敦嗣さんに依頼して製作しました。
奉納日:2023年11月22日
山陰中央新報デジタル「【動画】「十束剣」模した刀奉納 スサノオ祭る雲南の須我神社」